布の切替えの縫いずれを防ぐ方法

布の切替えの縫いずれを防ぐ方法
バッグの作り方

レッスンバッグ(幼稚園バッグ)や巾着、ポーチなどの小物を作るとき、布の切り替えをすることがあります。1枚布で作るよりデザイン性がアップしますが、切り替え部分がずれて縫い合わさってると手抜きしているように見えるし、がっかりしてしまいますよね。

ところがこの切替え部分って本当によくずれるんです!すっごく注意して、気を使って、絶対にずらさないぞ~~~と気合を入れても、ずれてることがよくあります。何の対策もせず、ただ注意しながら縫うだけではずれてしまいます。

布の切替えの縫いずれ

そこで、布の切替え部分が縫いずれないようにする方法をご紹介します。

1. 切替え部分のみをミシンで縫う

切替え部分のみをミシンで縫う

「しつけをかける」と同じなのですが、手縫いだと手縫い用の針を準備したり、糸を通したりと手間がかかるので、ミシンでしつけてしまいます。

切替え部分をしっかり合わせて、5目ほど縫います。返し縫いはしなくて大丈夫です。

2. 切り替え部分がずれてないか確認する

切り替え部分がずれてないか確認する

切替え部分がずれてないか確認します。ここでずれていたらもちろん縫い直し。返し縫いしてないのでそっと確認してください。やり直しの手間を考えて返し縫いしていません。

3. 本縫いをする

切替え部分をずれないように縫う:本縫いをする

切替え部分がずれていなければ、本縫いをします。写真はレッスンバッグ(幼稚園バッグ)です。両サイドを上から下まで縫っています。このとき、さきほどのしつけ縫いの上を縫っていきます。縫い目は重なりますが仕上がりには影響しません。このとき、しつけ縫いの外側(布端側)を縫ってしまうとしつけ縫いが表からみえてしまうので注意です。

これで縫いずれはなくなります!

そのほかの縫いずれを防ぐ方法

これまでいろいろと試してみた感想もまとめておきます。

待ち針:たくさん打てば縫いずれを防げます。巾着などの薄い布であれば大丈夫ですが、キルト生地だったり、キルト芯を貼った場合は待ち針を挿しにくいですし、帆布には使用しにくいのが欠点です。

クリップ:クリップだけだと一か八かの賭けになって、だいたい賭けに負けます。

テープ:布用の両面テープはとても便利でよく利用しています。縫い代を開く必要がない場所にはとても効果的です。

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布だけでなく、革や合皮にも使用できます

 

 

まとめ

布の切替えをうまく縫う方法をご紹介しました。これでも縫いずれる!という場合は、もしかしたらミシンの調子が悪いのかもしれませんね。押えを強くしたり弱くしたり調節してみてください。

また、先ほどのバッグの両サイドのように表に返してしまえば縫い目が気にならないような場所は、切り替え部分からスタートして入れ口のほうへ縫い、そのあと切替え部分から底部へ向かって縫ってしまってもいいですね。

バッグの入れ口や底も同じで、縫い目が表に出ないようなところは、ぐるーっと一度に縫うとどうしても縫いずれるという場合は、何度かに分けて縫ったり、縫いにくい部分から先に縫い合わせてしまうとか、工夫してみるといいかもしれません。

何度も練習していると一度に縫えるようになると思いますよ!