JUKI職業用ミシンで厚物用針板と押えを使ってみた

JUKI職業用ミシンで厚物用針板と押えを使ってみた
ミシンのこと

JUKIの職業用ミシン(シュプール98)で厚物用針板+厚物用押えで縫った場合と、標準の針板+押えで縫った場合を比較してみました。

普段何気なく使っていた厚物用針板と押えでしたが、今回初めて比較してみて、こんなに違いがあったのか〜と新たな発見がありました。

JUKI職業用ミシンの厚物用針板と標準針板を比較してみる

まずは針板を比べてみました。↓写真の左側が標準で、右側が厚物用針板です。

針板の比較写真ーJUKI職業用ミシンで厚物用針板と押えを使ってみた

違いは・・・厚物用のほうが、針が通る穴が大きい・・・ぐらいですね。しかも、ほ〜〜〜んの少し・・・。こんな小さな差で縫い目が変わってくるのでしょうか・・・。

厚い生地を縫うときに使用します。 デニムや、革など針の番手を太くして縫う場合に適しています。 #14~#18の針での使用が最適です。

JUKI職業用ミシンに使える厚物用押えと標準押えを比較してみる

次に押えを比較してみました。↓写真の左側が標準の押えで、右側が厚物用です。

押えの比較写真ーJUKI職業用ミシンで厚物用針板と押えを使ってみた

厚物用押えのほうが、少し分厚いです。あと、やはり針が落ちる部分が広くなっています。針が押えに当たると曲がったり、折れたりしますからね。でも、本当にわずかな違いです・・・。

厚い生地を縫うときに使用します。 デニムや、皮革など針の番手を太くして縫う場合に適しています。 #16以上の針、#30以上の糸を使用する場合に適しています。

ミシンネットストアさんの商品説明によりますと、

***引用***

太い糸#30~#20で縫ったり、大きな縫い目ピッチで縫うと糸調子が悪くなることがありませんか?

原因として、押えで縫った後の糸を踏んづけて、糸締まりが悪くなることがあります。

針落ちの後方を大きく開放することで、送りが前進する際に糸締まりの手助けをして糸締まりをしやすくします。

太い番手の針を使用するので、針落ちの穴部分も大きくなっており、押えの爪に針(糸)が触れて目調子が悪くなることを防ぎます。

***引用おわり***

詳しいメカニズムはよくわからないのですが、ようするに糸がぎゅーーーっとしまって、かっこよく縫えるってことですよね。

ほんの少し穴が大きいだけでねぇ〜・。本当かなぁ〜・・・。ということで、縫い比べてみました。

縫い比べてみる

JUKI職業用ミシンSPUR98SPで、30番の糸と16番の針で縫い比べてみました。

結果は、じゃん↓

縫い比べ写真ーJUKI職業用ミシンで厚物用針板と押えを使ってみた

これでは縫い目が小さすぎてわからないですよね・・というわけで、拡大!

拡大写真ーJUKI職業用ミシンで厚物用針板と押えを使ってみた

わかりますか?標準のほうが太くて、厚物用のほうが細いですよね。実物をみると、明らかに厚物用の針板と押えで縫ったほうが糸がぎゅーーっとしまっていて、きれいに縫えています。

糸の掛け方も、糸調子も、縫い方も、なにも変えてないのに、ただ針板と押えを交換しただけで、こんなに綺麗に縫えるなんて、道具ってすばらしいですね〜。

実は、比較してみて驚いた!

実は、この縫い比べをしてみる前、「結果として、縫い目に違いはありませんでしたぁ〜!」って発表することになるんだろうなって思ってました(笑)。

針板と押えだけをみると、それほど違いがあるようには思えなかったんです(しつれいしました・・・汗)。

今まで「糸30番だけど面倒だから針板と押えは標準のままでいいや〜」と思っていたけど、これからはちゃんと交換しようって思いました。

帆布、デニム、革など、厚物をよく縫う方で、縫い目にもこだわりたい方は、ぜひ厚物用針板と押えに交換してみてください。